京都には人におすすめしたくなるようなスイーツがいっばいありますよね♡
連載『きょうとのスイーツとくらす』では、きょうとくらす編集部が「ぜひ一度食べてみてほしい!」とみなさんにおすすめしたいスイーツをご紹介します!
今回は、築100年以上の京町屋とアートが融合した空間で、ふわふわの抹茶パンケーキを楽しめる『MICASADECO&CAFE KYOTO(ミカサデコアンドカフェ京都)』をご紹介します。
細い路地の先に現れるアーティスティックで落ち着く空間
通りに面した入口から、壁に囲まれた細い道を辿っていきます。
お店のドアは奥まった所にあるのですぐには見えてきません。初めて訪れると少しドキドキしてしまいます。
店内に入っても、細い廊下が続きます。「狭いお店なのかな」と思いかけたところへ、一気に空間が開け、視界に飛び込んでくるおしゃれな店内!
鮮やかな黄色のソファをはじめ、個性的なアートやオブジェが随所にちりばめられていて、見ているだけでも楽しくなってきます
同時に、ナチュラルな木のテーブルやゴールドのフレームで統一された照明や椅子が落ち着いた雰囲気も感じさせてくれます。
筆者は平日のオープン直後に訪れたのですが、オープン前から4組ほど待っている様子でした。しかも、お客さんの半分は海外からの観光客でした。
半分ほど埋まったテーブル席の様子は、モダンな雰囲気の店内と相まって、まるで海外のカフェにいるかのよう。
座席は4名掛けのテーブル席が5卓と大きなテーブルを囲む12席があり、どれもゆったりとくつろげる広さがあります。また、ベビーチェアも用意してあるので小さな子どもと一緒に楽しむことができますよ。
モダンでアートな空間に溶け込む京町屋の文化
『MICASADECO&CAFE KYOTO』の建物は、築100年以上の京町屋をリノベーションしています。メインフロアには町屋の時の柱がそのまま残っており、よく見ると屋根もあることに気がつきます。
実は、奥に小上りも残っていて、現在は個室として利用することができます。個室は黒を基調としたテーブル席となっていて、メインフロアよりシックな雰囲気です。
また、小上りはお茶室のような外観を楽しむこともできます。京町屋でよく見られた坪庭と小上りの両方が眺められるテーブル席があり、筆者はそちらを利用。
こじんまりとしながらも京都の町屋文化が凝縮したような光景を眺めると、不思議と心が癒されます。
とろける抹茶! ぜいたく感あふれるふわふわパンケーキ
今回いただいたのは『抹茶のチョコフォンダンパンケーキ』(1,600円)です。『MICASADECO&CAFE』の店舗は大阪と東京にもありますが、このパンケーキは京都店限定のメニュー。
お皿が運ばれてきたとたん、ふわっと広がる抹茶の香りにびっくり!
パンケーキの生地はもちろん、後がけ用のソースやクリームにも京都宇治の『北川半兵衛商店』の高級抹茶を使用。おまけに仕上げの抹茶もたっぷりとかけてあって、ぜいたくすぎる抹茶パンケーキなんです。
しかもパンケーキの生地はふわふわ。1枚の厚さは約2.5cmあります。小麦粉より多い量のメレンゲと低温で時間をかけて焼き上げることによって、厚みのあるふわふわの生地になるのだそう。
1皿に3枚も乗っており、その高さは約7cm! トッピングの真っ赤なベリーは金粉付きで、ゴージャスな見た目にもうっとりしてしまいます。
そんなパンケーキを大胆に真ん中から割ってみると、濃い抹茶色のチョコレートがとろ~り♡ 一口いただくと、上品なほろ苦さとあたたかい生地が口の中で一瞬で消えてしまいました。
すぐに二口目にいきたくなるのをぐっとこらえて、抹茶のソースを垂らします。ソースのほどよいとろみと冷たさがふわふわのパンケーキとマッチして、抹茶感と甘さがさらに引き立つ味わいになりました。
パンケーキの楽しみ方はまだまだあります。
今度は添えられている抹茶のクリームやチョコのクリームと一緒にいただくことに。実はクリームには少しだけ塩が入っており、甘すぎずさっぱりいただけます。パンケーキに負けないくらい軽い食感で、ふわふわ感が倍になったように感じられました。
食べ心地はふんわりしていながらもしっかりお腹にたまるので、小腹を満たしたい時やブランチにもいいかもしれません。
京都の文化とアートが溶け合うおしゃれな空間でくつろぎつつ、抹茶の濃厚な味わいが何度も楽しめるパンケーキをいただけます。大満足のカフェタイムになること間違いなし! ぜひ足を運んでみてくださいね。
【店舗詳細】
MICASADECO&CAFE KYOTO(ミカサデコアンドカフェ京都)
住所:京都府京都市中京区梅屋町(麩屋町通)480
電話番号:075-606-5307
営業時間:【平日】11:00~17:00(L.O.16:30)【土日祝】11:00~18:00(L.O.17:30)
関連記事:2023年11月オープン。繊細な和菓子と職人技術を五感で楽しめる「和菓子屋」【京都市中京区】
文/さとみ縁
【画像】さとみ縁
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の価格はすべて税込みです。